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本:The Road [Book]

 
ザ・ロード早川書房刊 コーマック・マッカーシー著
The Road

 いつか読んでみようと思っていた「The Road」。2008年夏の新聞書評でもかなりいい評価で、忘れないようにと切り抜いてました。図書館にこの本があるのはわかっていたけれど、なかなかスイッチが入らず。あの遠回しな文体が受け入れられず、基本は「翻訳モノは読まない」のです。この本も、翻訳のせいか?イメージが湧きにくいところがあるので、そこを読むのはかなり面倒でしたね。

 年末25日のWIRED VISIONメールでこのThe Roadのことが。米では11月25日からすでに映画が公開されているんですね。この記事を読んだら一気にスイッチが入ってしまったのです。しかし、このメールに気づいた時にはすでに図書館は年末営業は終了(泣)。まず借りて読んでみて、良かったら買おうかと思ったけど、、、年末ゆっくり楽しみたかったので買いました。
 
 
  現実の隣にある「崩壊世界」:映画『ザ・ロード』画像集 | WIRED VISION
  http://wiredvision.jp/news/200912/2009122520.html
 
 
 コーマック・マッカーシーは、コーエン兄弟の映画「ノー・カントリー」の原作者。さすがアカデミー賞4冠をとるだけあって、終わった後の気持ちの引っ張り方がすごかったけれど、The Roadも同じ。さすが、すごすぎる。ストーリーだけ書けば、ノーカントリーは「お金を持ち去り殺し屋に追われる話」、The Roadは「すべてが崩壊した世界で、父と子が南へ移動する話」。しかし、The Roadの荒廃してしまった世界の緊張感たるや半端ではない。映画はR指定らしいけれどそれはあるかもしれない。そんな中であっても、純粋な子どもと、子どもを守ることに全力を傾け旅を続ける父親。だが、この世界で明るい未来はない。ここにあるのは遅いか早いかの「死」。安らかな死など存在しない世界。その圧倒的な緊張感がラスト10ページで一気に集約されるのですよ。

 日本での映画公開が楽しみ。
 
  
 (1/12追記) 1/11朝日新聞 GLOBE に 「09年11月24日付The Times紙より  UK 過去10年間のベストブックス10冊」という記事が載ってました。1位がThe Road、希有な感動をもたらす小説であると。「読了後、おもわず子供部屋へ行って就寝中の息子を抱きしめてしまった。そういう趣旨の感想文が世界のあちこちから届いたらしい。」と書かれてありました。
 
 
 
 
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